~韓国サムスングループ企業と提携し、日本での独占販売権を獲得~

NECラーニング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:萩原卓、以下、NECラーニング)は、インターネットを利用した英語スピーキングテストOPIc(Oral Proficiency Interview-computer)の提供を本年4月から開始します。

OPIcは、全米外国語教育協会ACTFL(注)が、ACTFL公認評価者と受験者が1対1でインタビューを行い、英語によるコミュニケーション能力を判定するスピーキングテストOPI(Oral Proficiency Interview)を、受験しやすいiBT(Internet Based Test)形式で実施できるように2007年に開発したものです。
OPIcは、英語の語彙力や文法の知識を測定するだけでなく、実際の業務や生活の中でどれだけ効果的かつ適切に駆使できるかを測定する言語能力評価テストです。
現在、世界40ヶ国以上で導入されており、特に国を挙げて英語力向上に取り組む韓国では、大手企業をはじめ1,300社以上の企業で新卒採用や人事評価などに利用されており、2012年の受験者数は24万人にのぼっています。

NECラーニングはOPIcのアジア地域での販売権を持つ韓国サムスングループのCREDU社と提携、日本での独占販売権を獲得し、OPIcの提供を開始します。

受験料は、1名につき9,800円(税別)で、企業、大学、官公庁などへの販売を行うとともに、語学学校や研修ベンダーとの連携や協業を推進しながらOPIcテストセンターの増設、拡張を図ります。また、将来的には、個人への販売展開も予定しています。NECラーニングは、今後3年間で10万人の受験者数を目指しています。

なお、NECではグローバル人材育成の一環として、2013年4月以降入社の新入社員や海外赴任予定者全員、およびその他の海外業務担当者などがOPIcの受験を予定しています。また、NECの全社の人材育成情報を管理するシステムにおいても、OPIc受験者の英語スピーキング能力評価の管理を行い、今後の人材育成に資するべく、OPIcの導入、活用を積極的に推進していきます。

OPIcの特長

OPIcの特長は次のとおりです。

・1対1の英語対面インタビューをiBT(internet Based Test)形式で行うスピーキングテストで、実際のインタビューに近い環境でテストを実施。

・所要時間は1時間(オリエンテーション20分、テスト40分)で12~15問が出題され、質問を2回まで聴取することが可能。

・20分間のオリエンテーションでは、個々の受験者になじみのあるテーマを出題するためのバックグランドサーベイと、受験者自身の英語力に合わせた質問レベルを設定するためのセルフアセスメントを実施。

・オリエンテーションの結果をもとに、受験者個々に応じた問題が出題されるため、知識の偏りやレベルに左右されない測定を実施。

・テスト結果はACTFLの評価基準に基づいて公認評価者(Certified Rater)が厳格かつ迅速に評価を行い、7つの評価レベルできめ細かく判定。

・判定結果は、受験日から5営業日後に確認することが可能。

・各評価レベルに応じた日本独自のフィードバックコメントサービス(ACTFL基準 Score Report)を提供。

NECラーニングでは今後、OPIcによる英語能力のレベル判定に加えて、個別に強み・弱みが分かるプレミアムサービスの提供、英語スピーキング能力向上のための教材や研修サービスの開発、提供を順次行い、OPIcを核とした総合的な英語スピーキング能力アセスメントサービスとして拡充を図ることで、日本企業のグローバル人材育成を効果的に支援していきます。

(注)ACTFLの紹介
The American Council on the Teaching of Foreign Languages
非営利団体のACTFLは、1967年に設立された世界最大の外国語教育専門機関です。約1万人の教育・評価専門家、教授、小中高校の教師や教育行政家で構成されています。ACTFLは、幼稚園から大学まで全ての教育課程に関わっており、世界約70の言語に対する教育と評価を提供する世界唯一の専門教育機関です。 ACTFLは、約40年間 ACTFL Guidelinesを世界の会話評価の基準として提供しており、OPIcとOPIの問題開発・評価を行っています。 アメリカの公教育分野で言語教育の政策策定において主導的な役割を果たしているACTFLは、企業、政府、学術機関に客観的で信頼できる言語評価システム・評価基準設定を提供している最高権威の機関として、外国語会話の学習と評価を連携する実用的で、信頼できる評価パラダイムを構築しました。
※本文に記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。

<本件に関する情報> http://www.neclearning.jp/opic/
<ACTFLに関する情報> http://actflproficiencyguidelines2012.org/