今年4 月にリクルートが発表した調査データによると、企業の求人数を就職希望者数で割った大学求人倍率は1.78 となり、昨年から0.04 ポイント上がりました。好業績や人手不足などを背景に企業の採用意欲は高く、学生優位の「売り手市場」となっています。
しかし一方で、2017 年卒の大学生で内定を得た人のうち16 年12 月時点で60.8% が内定を辞退しているという調査結果も出ています。
また、厚生労働省の調べによると大卒新入社員の3 年以内の離職率はおよそ30% で、年によって多少の波はあるものの過去30 年間いずれも30% 前後で推移しています。内定辞退・離職の理由は様々でしょうが、企業にとっては採用や人材育成にかけたコストが無駄になるだけでなく、その人材に代わる新しい人材の採用・育成コストが余計にかかる事になりますし、早期離職の場合、離職者本人も勤続年数3 年未満のため次の就職が困難になる傾向があるようです。
クロス・ウェーブセミナー2017 では、内定者の辞退率を下げるためのフォロー・ケア方法や社員の早期離職防止策について、多様な視点からご講演いただきます。この機会にぜひご参加ください。