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10年先を切り拓く「経営人材」養成法 14.「実現力」が先の3つの理由

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2016年11月29日

こんにちは。

インフルエンザの予防接種をしました。

今年の注射は全然痛くない!と思っていましたが、2日後に痛みが出てきました。

筋肉痛と同じく、年齢を重ねるとともに、遅れて痛みが出てくるんですね(泣)。

今回は、経営人材養成の第3フェーズ(STEP2)の「実現力」についてです。

 

◆「構想力」と「実現力」。どちらが先かeto_tori_egg

 

第3フェーズ(STEP2)は、「実現力」を強化するフェーズです。

普通、「構想力」と「実現力」なら、「構想力」が先だろう、と思いませんか?

ジェックでも長年、いろいろ成果が出る方法を模索し取り組んでまいりました。

そして、結論として“「実現力」が先”なのです。なぜでしょうか?

 

理由は3つあります。

【理由1】魅力的な未来像を作っても、実現力が伴っていないと頓挫してしまう

会社の未来が拓けそうな良いプランだね、となった時に、実現する力を身に付けながら取り組みましょう、となると、取り組んでいるうちに、市場から置いていかれるかもしれません。

また、思うように実現力が身につかない場合は、最悪頓挫することになります。

大変もったいないですね。

 

【理由2】未来像を描いても、トップからGOサインが出ないと、実践ができない(実践力が磨かれない)

いろいろな企業様でお取り組みをしていても、未来像を創り、トップに提案しても、トップからGOサインが出るのは、ほんの一部です。

その時に、取り組むべき案件がないと「実現力」のトレーニングは、現場とかい離したものになってしまいます。

また、「実現するものが無い」状態でのトレーニングは、一気に士気が下がってしまいますよね。

 

【理由3】そもそもすぐに魅力的な未来像は作れない

STEP1のフェーズ1&2で、「長期・大局・根本・高志」の発想を拡げても、すぐに魅力的な未来像が描けるわけではありません。

ある程度の戦略思考やフレームを身に付け、その間に社会や市場の動き・お客様の声・社内の資源などにアンテナを立て、そして自分の志・想いをもっともっと膨らませ、はじけそうなくらいになった時こそ、魅力的でイノベーティブなアイデアが生まれるものです。

全ての人が、機が熟すわけではありませんが、そういった期間の確保が必要です。

 

 

上記のような理由で、すぐに「構想力」に取り掛からない方がよいのはわかりました。

次回は、実現力を磨くための2つの要素をご紹介します。

第3フェーズの取り組み事例についてはこちらをご覧ください ⇒ ジェックHP

 

*「経営人材」とは、ひとことでいうと、「経営感覚を兼ね備えた人財」のこと。特に、昨今の世の中の動きを考えると、「10年後の市場と自社の姿を描き、自分の想いを持って組織にイノベーションを起こすことができる人財」のこと

ジェック/マーケティングチーム 小倉

 

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